top of page
アイコン_コラム.gif

京都人コラム

ぶぶ漬け、食べてく?

Kyoto Person Column

京都といえば…『ぶぶ漬け』。

それは京都人にしか分からないおつけもん…?

ぶぶ漬けに限らず、京都人の生活には

京都らしいおつけもんとのオツキアイがあるようです。

食べ方だけでなく、日々の生活や思い出の中のおつけもん、

昔はこんなん、今はあんなん…と

ザ・京都人や京都にゆかりのある方たちに語っていただきます。

​へーっ、京都ってそうなんだー!とお楽しみください。

i_コラム_上左.png
i_コラム_上右.png
i_コラム_下左.png
i_コラム_下右.png
i_ランキング_菜の花.png
i_ランキング_きゅうりぬか漬.png
kei_007.png
コラム02島田さん

Column 2

sta_049.png

僕が小学生だった頃

御所人形作家 五世 島田 耕園

50年程前、小学校の頃はまだお櫃が食卓にあった。夏の暑い日、朝から汗びっしょりになってのお昼どき。ちゃぶ台には古漬けのキュウリに茄子 、それにひねた沢庵を細かく千切りにしたものが混ぜ合わせて皿に盛り合わせてある。お櫃から冷えたご飯をご飯茶碗に、冷蔵庫に入ってつめたく冷えたお茶を注ぎ  刻んだ古漬けに少し多めにおろし生姜を乗せ醤油を垂らし 気分次第でとろろ昆布や胡麻、ちりめんじゃこなども混ぜ合わせてサラサラと食べる冷たいお茶漬け。ご飯粒が見事に一粒一粒になって口の中につぶつぶと入り込んで歯ごたえのあるキュウリや沢庵に少しぐんにゃりした茄子が入り混じる。その後に生姜と醤油の香りが鼻に抜けていく。なんとも言えない清涼感がある。今でも、年に一度くらいは食すが  懐かしく、そして何故か心安らぐ昭和を食べてる気分になる。

IMG_5781.JPG
kei_007.png
i_ランキング_日野菜漬.png
i_ランキング_白菜漬.png
_Y9A5672.jpg

五世 島田 耕園 Kouen Shimada

日本工芸会理事・人形部会長、京都工芸美術作家協会会員。1958年御所人形作家 四世 島田耕園の長男として生まれる。同志社大学法学部卒業、御所人形の制作を始める。受賞歴多数。2018年「ルイ・ヴィトン」よりスペシャルオーダー「雛人形トランク」の製作依頼を受けコラボレーション制作。現在、毎週水曜日午前11時30分〜55分 渋谷のラジオ「京都の朝」レギュラー出演中。

sta_155.png
kei_007.png
i_ランキング_千枚漬.png
i_ランキング_壬生菜.png
i_ランキング_すぐき(きざみ).png
bottom of page