さまざまなウェブメディアや

『anan』『婦人画報』などの人気雑誌で執筆する他、

ご自身のBLOG『京都くらしの編集室』で京都ライフを発信している

京都在住フリーライター・江角悠子さん。

彼女ならではの視点で

京都のおつけもん屋さんを訪ね歩きます。

お店の個性やオススメの逸品、

ありきたりじゃない京のおつけもんが揃っています。

​ツウな情報をお楽しみください!

京都ライター江角悠子の

京都おつけもん探訪記

Kyoto Otsukemon Exploration

 

Part.9

ニシダや 辻村安右衛門店

Nishidaya Tsujimura Yasuemon Ten

 行商の女性・大原女(おはらめ)のイラストが描かれた、色鮮やかなオレンジ色の包装紙。京都人なら馴染みの深いこのパッケージの中身は、いわゆる「しば漬」。初代・辻村安右衛門さんが、京都は大原の名産・しば漬に、「ニシダや」独自の風味と香りを加えて、「しば漬風味おらがむら漬」として販売を始めました。元々は乾物屋としスタートしたニシダや。その一角に置いてあったこのオリジナル漬物がいつしか人気となり、今では漬物専門店として、常時40種ほどの商品を取り扱っています。

パッケージデザインも初代によるもの。今見てもモダンなデザイン。

 胡瓜、茄子、生姜、茗荷、それに赤しそを加えて作られる「おらがむら漬」。独特の風味を、いかに生み出すかは「企業秘密」ですが、大きな特徴は、爽やかな香りとほどよい酸味、それに胡瓜のパリパリ食感でしょうか。この味、この風味のファンも多く、今のような生産体制ではなかった頃は午前中に売り切れてしまったり、買い求める人で行列ができてしまうため整理券を配ったりしていたこともあるそう。そして今でも平均1日1000個は売れているという人気ぶり!

 今回取材に伺って一番驚いたのが、お客さんの一度に買う漬物の量。しば漬目当ての人が多いのは分かりますが、「30個ください」とか「50個お願いします」とか、皆さん買う量が10個単位なのです。え〜!!! 3代目の辻村安典さんは、「1個324円という手ごろな価格と、あらかじめ1個ずつパッケージに包んであるのが配りやすいのか、自宅用のほか、ちょっとした手土産にまとめ買いされるお客様も多いです」と話します。

 

 お店があるのは、東福寺や三十三間堂など、名所からもほど近い今熊野商店街の入り口。地元の人以外にも、「一度お店に来てみたかった!」という観光客が訪ねてくることもあり、ちょっとした観光スポットとなっています。「甘くなくドライに仕上げた“ちりめん山椒”や冬の味覚“千枚漬”も隠れた人気商品」と辻村さん。お店に行ったら、「おらがむら漬」以外もぜひチェックしてみてください!

イチオシ商品

しば漬風味おらがむら漬

324円(税込)

 定番の「おらがむら漬」のほか、あらかじめ細かく刻んだ「刻みしば漬」、胡瓜だけを選び出した「胡瓜しば漬」もあり。また、お客様からの要望で誕生した生姜や茗荷だけ抜き出した商品も。いかに「おらがむら漬」が愛されているか伝わってくるようです。パッケージには「大文字山」や「五重の塔」など、京都らしいアイコンがずらりと並び、京土産にも最適。

ライター江角の

ニシダや 辻村安右衛門店

京都市東山区東大路通り今熊野交差点東入ル

TEL:075-561-4740

営業時間:9:00〜17:00

年末年始のみ休

http://www.nishidaya.com/

きょうとおつけもんライフ_横.png

京都府漬物協同組合

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